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Q1-3:プレビーム合成桁とは、どのような構造ですか? また、その材料は?

構造

プレビーム合成桁は、プレビーム桁を用いた合成桁をいい、通常の鋼・コンクリート合成桁と同様、鋼桁上フランジと床版コンクリートをずれ止めにより合成しています。また、鋼桁ウェブの防錆のために腹部コンクリートを打設し、鋼桁全体をコンクリートで被覆(図-1)しますが、桁高が高い場合には、鋼桁ウェブに防錆処理を行い、鋼断面とする構造(図-2)も可能です。
Q1-3

材料

・鋼桁
所定のソリがつけられたⅠ桁に、下フランジには角鋼ジベルを、上フランジには頭付きスタッドを設けてコンクリートと合成しています。鋼材の材質は橋梁でSM490Y・SM570材を使用し、建築でSN490B材を使用しています。

・下フランジコンクリート
設計基準強度は σck=40N/mm2 以上とし、道路橋では σck=50N/mm2 のものが多く使用されます。一般的に工場にて施工されます。

・腹部コンクリート
鋼桁ウェブを防錆するための部材で、作用力に対して抵抗断面には考慮しません。設計基準強度は床版コンクリートと同様に σck=27N/mm2 以上のものを使用します。輸送・架設時の重量低減のため床版打設前に現場で施工します。

・床版
設計基準強度は σck=27N/mm2 以上のものを使用し、道路橋では σck=30N/mm2 以上のものが多く使用されます。合成桁の床版と同様です。

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