Q1-10:プレビーム合成桁橋に用いられる埋設型枠(KKフォーム・KKアーチフォーム)とは?
プレビーム合成桁橋に用いられる埋設型枠には、適用部位に合わせて下図の2種類があり、工場で製作されるものです。
種類
特長
1.高い耐久性と剥落対策を備えた床版形式
2.産業廃棄物が発生しないため、環境にやさしい
3.維持管理が容易
4.型枠設置が容易で、普通作業員での設置が可能
5.型枠工の工程が短縮可能
6.簡易足場を設置した場合には、吊り足場の省略も可能(図-3)
留意点
1.型枠費用が木製型枠よりも高く、製品見積もりが必要 (問い合わせ先:協立エンジ株式会社)
2.型枠設置工の歩掛がなく、施工見積もりが必要
3.木製型枠に比べ、死荷重が若干増加
性能
1.輪荷重走行試験により、KKアーチフォームをRC床版の有効断面に含めても、押抜きせん断耐力・疲労
耐久性などの構造耐久性に関して問題ないことが確認されている。
2.塩分浸透試験により、コンクリートより優れた耐塩害性が確認されている。
3.KKフォームとコンクリートの剥離試験により、コンクリートとの付着強度が 3.3N/mm2 と高い。
( NEXCOなどの基準は 1.5N/mm2 以上)