Q3-15:埋設型枠(KKフォーム・KKアーチフォーム)は、設計断面に考慮できるのか?
設計計算上は、KKフォーム・KKアーチフォームの構造を考慮して下記のように取り扱うことが可能です。
①床版の設計について
・KKアーチフォームの突起部厚のみ、設計上のRC床版厚に含める。
・床版下面のかぶりは、KKアーチフォーム平板部上面から鉄筋下面までとする。
②主桁の設計計算について
・KKアーチフォームの突起部厚のみ、主桁の有効断面に含める。
これは、安全余裕を考慮し、目地部における圧縮応力の伝達を無視するためである。
・合成桁設計上のコンクリート上フランジ厚は、KKアーチフォームを控除した
「床版全厚-KKアーチフォームの平板部厚」とする。
③横桁の設計計算について
・KKフォームの突起部厚のみ、横桁の有効断面に含める。
横桁の側型枠にKKフォームを使用した場合、目地部はせん断抵抗の断面厚に考慮
できないため、平板部厚は有効断面に含めない。